念願叶って(重い腰を上げて)、野田の窪田醤油味噌さんに行って醤油と味噌を買ってきた。ネット通販でも買えるのだが、この佇まいの場所に直接買いに行きたかったのだ。
この場所を知ったのは、気持ちの良い場所を探して江戸川河川敷周辺を散策している時だった。江戸川から分岐する利根運河の土手にある気持良い一本道を走っているときに、土手下にある古い家屋を見つけたのだった。
帰宅後に調べると、醤油と味噌の工場で販売所も併設されているとの事で、いつか行こうと決めており、それが昨日だったのだ。
野田市は醤油の街だ。キッコーマンもある。
早速、「初だし」を玄米に、醤油をししゃもにつけて食べてみた。「んまい」。後に昆布と鰹節で出汁を取って味噌汁も作ってみたが、これもんまい。


正直、スーパーのそれに不満は無いのだが、この所作、不便が美味いのだ。バイクに乗って生産者から買って食べるというストーリー込みの味。五感は思い入れの影響で増幅できる。
バイクに乗ったり、レコードやカセットテープで音楽を聴いたり、キャンプで飯盒炊爨したり、ペンで日記を書いたり…
僕もやっと不便の良さ(便利の代償に失っていた)に気付く歳になったということかもしれない。最近、体内時計のBPMを下げることも覚えた。
我ノスタル爺だ。
コメント